エアコンから “死のそよ風”!アスペルギルスとは?
まず“死のそよ風”だなんて物騒な話は一旦置いといて・・・
エアコンはお部屋の空気を一旦取り込み、冷やしてから再度お部屋に空気を戻します。
その取り込む時に、一緒についてきてしまうのがホコリ。
このホコリ、ただ「汚い」「くしゃみ連発」「臭い」だけでは済まされない事態を招く可能性があるんです。
夏の間フル稼働したエアコン。次の発動は冬ですね。
この夏から冬にかけての待機期間に、エアコンの中で着々と爆発的に育っているものがあります。
そう、ホコリの中に潜んでいるカビ!
中でもカビ菌の一種である「アスペルギルス」が危険なのです。
2018年の夏は本当に雨の多い年でした。それに加えて猛暑。
人間の私たちにとっては生活しずらい気候でしたね。
しかしアスペルギルスをはじめとした何万種類のカビたちにとっては高温多湿は楽園!
一度エアコンの中に付着したら、ウハウハ気分で増殖に増殖を重ね・・・・
そして冬、肌寒くなったころ、エアコンのスイッチをポチ!
みなさまのもとに暖かい風と一緒にアスペルギルスをはじめとしたカビ&ほこりなどをどっさりとお届けします!
これが “死のそよ風” です。
信じたくないですが、このエアコンは実際に稼働されていたものです。
これは皆さんがお掃除をしているフィルターのさらにその奥の部分。。
フィルターをお掃除してキレイになったつもりでも、中身はこうです・・・。、
この仕事をしていると毎日のようにこの状態のエアコンを見ています。
そして、洗浄液したあとの液は
↓ ↓ ↓
これ、墨汁じゃないですよ。 元、透明の液体です。
話を戻して・・・
ホコリの中に潜んでいるアスペルギルス。
なにやら怖い名前ですが、実はわたしたちの回りには常に存在していて、
日々吸っている菌なんです。
でも・・・
免疫力の弱い高齢者や、糖尿病患者、赤ちゃんなどにとっては
命取りになることも。
・肺炎
・肺の感染症
・喘息発作
・アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 他多数
などのさまざま症状を引き起こす可能性があるのです。
肺炎は高齢者の死因第3位。(ちなみに1位は悪性新生物(がん)、2位は心疾患)※1
高齢者においての肺炎での死亡率はとても高く、そのリスクを少しでも減らすことが重要です。
“死のそよ風”なんて物騒な言い方ですが、
決して大げさに言っているわけではないことがお分かりいただけると思います。
実際に私の知人の祖母(当時85歳)が、数日続く喘息のような発作に悩んでいました。
ある晩、急に悪化し呼吸が困難に。病院へ救急搬送されました。
原因がまさにこれ。
知人は医者から「薬を飲むように」以外にこう促されたそうです
「自宅のエアコンのクリーニングを早急にしてください。ほこりやカビを室内にまき散らすと症状は悪化します。高齢者は熱中症にもなりやすいので、エアコンはしっかりつけてくださいね。」と。
その時のエアコンクリーニングは、私が知人割引ということで、夕飯1食の報酬で行いました。(ココ、どうでも良いですね)
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※1 年代別に見た死亡要因
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html
出典:厚生労働省 2017年10月12日更新
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